不眠症でお悩みなら照明を見直すべき

DIALuxと照明計画
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不眠症でお悩みなら照明を見直すべき

DIALuxと照明計画入門 ひまわり照明設計室
公開済み by Writer -U174の blog · 16 5月 2022
Tags: 不眠症

現代社会と不眠症

昨今は不眠症に悩まされる人が増加しています。

不眠の原因はストレスが大きな原因の一つと言われていますが、スマートフォンの普及により深夜までネットやゲームに興じていることも不眠の原因となっていると言われています。

また、不眠症が続くと健康状態が悪化するだけでなく、メンタル面での不調にもつながっていくため、早めに改善することが大事です。

不眠症の人が睡眠の質を上げるのに有効と言われている要素は色々とありますが、その一つに照明の使い方があります。

照明の色をどのようなものにするかによって速やかに睡眠に入っていけるかどうかに違いが出てくるのです。

睡眠と美容・健康の関係


人間の脳や身体は睡眠の間に修正や調整、整理をするように作られていますので、安眠できない日々が続くと身体の健康もメンタルの健康も崩しやすくなります。

安眠できるように照明を工夫したい場合は、就寝前は遅くとも1時間前には蛍光灯など白く強い照明は消して、代わりに間接照明を点けるとよいでしょう。

間接照明のなかでもオレンジなど暖色系のあたたかみの感じる色のライトは、リラックス効果が期待でき、眠りの質も上がるため良いとされています。

質の良い眠りを取るには「睡眠ホルモン」と呼ばれているメラトニンの分泌を増加させると良いのですが、蛍光灯など強い光はメラトニンの分泌を妨げるため睡眠の質を低下させてしまいます。

逆に間接照明などのオレンジ色の光はメラトニンの分泌を増加させる効果が期待できるので、よく眠ることができ、高い質の睡眠が期待できます。

睡眠の質が上がることで、年齢とともに減少する成長ホルモンの分泌も高まります。
成長ホルモンの分泌が増加することで、アンチエイジングや脂肪燃焼、美肌など美容・健康効果もアップします。

光の色や明るさにはこのように様々な効果があるので、「寝起きがすっきりしない」とか「疲れがとれない」という人は照明を工夫してみてはいかがでしょう。

照明の色で変わる安眠効果


ぐっすり眠りたいのに眠れないという方もおられるでしょうが、安眠できない原因は照明にあるかもしれません。
眠るときには照明を消す方がほとんどだと思いますが、間接照明を灯しているという方は多いはずです。

その照明の色によって安眠効果が変わってくることもありますから覚えておきましょう。

では、どのような照明の色は安眠効果が高いのかというと、オレンジ色の灯りが安眠には効果的だと言われています。
オレンジ色にはリラックス効果があると言われていますし、睡眠の質を高めて安眠に導いてくれると言われています。

枕元だけをオレンジ色に照らすのもアリですが、部屋全体を薄いオレンジ色で包んであげれば自然と体が眠る体制に向かってくれるのではないでしょうか。
安眠したいのならオレンジ色の照明をぜひ取り入れてみましょう。
また、調光ができるダウンライトで少しずつ明るさを落としていくと安眠効果や寝つきが良くなると言われています。

桜色と青色の光


住宅の灯りに用いられる蛍光灯の色は大きく分けると昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色に分けることができます。

最近では桜色の蛍光灯なども販売されていますし、健康をサポートする効果があると言われています。
ピンク色を強調した八重桜色と淡いピンクが特徴的なソメイヨシノの二つが用意されていますから好みに応じて選べるようになっています。

安眠効果を高められるかもしれませんから桜色も検討してみる価値はあるかもしれません。

青色の照明を自宅の部屋などに使用している方はまずいませんが、青色の効き目としては人を落ち着かせ、集中力をアップさせる効果が期待できると言われています。

犯罪抑止にも使用されるなどその効果は折り紙付きですから、気になる方は検討してみても良いでしょう。

ただし、青色の光が安眠できるかどうかは疑問ですから睡眠の質を高める目的なら青色よりも桜色やオレンジ色がおススメと言えます。









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