家庭で使われている電球の口金(くちがね)の種類とは?
こんにちは、
今回は、電球(ランプ)の選び方!家庭で使われている電球の口金(くちがね)の種類とは?
というテーマで解説していきたいと思います。
突然電球が切れた!
もっと明るい電球に交換したい!
うちもLED電球にしようかしら!
と,いざ電球を買いに行っても、必ず口金という言葉がでてきますよね。
電球の口金って?
どれを選べばいいの?
ということになってしまいます。
電球の口金とは、電球と照明器具のソケットを接続する部分の形状を口金といいます。
口金にはいろいろな形状がありますので、今回は、一般家庭で使われている口金についてわかりやすく解説していきます。
ではさっそくはじめましょう!
電球の口金の種類
電球の口金の種類は大きく分けると3つあります。
ねじ込み式、引っ掛け式、差し込み式。
それぞれの特徴をみてみましょう。
ねじ込み式 (Eベース)
電球をねじ込んで接続するタイプ。このタイプが最も一般的な口金で、対応する電球の種類も多い。普通の家庭の電球はほとんどがこのタイプですね。
種類としては、E11、E12、E17、E26、E39 などがあり、
E26でしたら、「いーにじゅうろく」とよびます。
Eがねじ込み式の口金を意味し、数字は大きさをミリメートルで表しています。
ですので、数字が大きいほど口金の大きさも大きくなりますよ。
口金 代表的な電球
E11 100ボルト用のハロゲン電球、ダイクロハロゲンなど
E12 小型のサイン用の表示灯、常夜灯のナツメ球など
E17 小型の一般電球、ミニクリプトン球、シャンデリア球など
E26 最もポピュラーな一般的な電球、ボール球、ビームランプなど
E39 水銀灯などの大型の電球
よくある普通の電球の口金は、E26、
一般の家庭で使っている電球の口金は、E26の他にE12、E17、といったところでしょう。
引っ掛け式 (Sベース)
口金の突起物をソケットの溝に合わせて差し込み、右に回転させて所定の位置に引っ掛けて固定するタイプ。バネの力で外れたり緩んだりすることがないため、耐震性に優れています。
イギリスでは住宅の照明にも使われていますが、日本の住宅ではほとんど使われていません。
ただし、特殊な機器や車両の表示ランプはこのSベースを採用しています。
種類としては、B15やB22などがあって、取付方法がバヨネット式とも呼ばれるため、
BがバヨネットのB、数字が大きさをミリメートルで表しています。
海外のアンティーク照明を使うなら、このSベースの電球を使うことになるかもしれませんね。
差込式(ピンタイプ)
2本のピンをソケットの2つの穴に差し込んで接続するタイプ。
ローボルト(12ボルト)用のミニハロゲンランプによく使われていて、小型のものが多いです。
G4、GU5.3、GY6.35などの種類があり、
Gが差し込むタイプを意味し、数字がピンの間隔をミリメートルで表しています。
住宅照明では、それほど多くはありませんが、家具に備えつけのダウンライトやスタンドライトに、ミニハロゲンランプ使用されていることもありますので覚えておいてくださいね。
豆知識
白熱電球を最初に発明した人は?
多くの日本人は、トーマス・エジソン(アメリカ)が白熱電球を発明したとの認識がありますよね。
でも、
本当は違うんです。。。
最初に白熱電球を発明したのは、ジョセフ・スワン(イギリス)という人です。
エジソンさんも白熱電球の開発はしていましたが、スワンさんの方が先に白熱電球の点灯に成功し特許をとったのです。エジソンさんはそんな白熱電球を実用的に改良して、なおかつ、発電所を作り、白熱電球を広く世間に広めた人、
すなわち、『最初に電灯の実用化に成功した人』ということですね。
それから、口金の種類のところで出てきた『Eベース』と『Sベース』、
お気づきですか? EベースのEはエジソンさんのE。
SベースのSはスワンさんのSのことなんです。
おもしろいですね、100年以上前の白熱電球開発競争のなごりが、
今でもひそかに続いていたなんて。
まとめ
このように電球の口金にはいろいろな種類がありますが、
一般的な住宅で使われているランプはそれほど多くはありません。
とりあえず、
EベースのE12、E17、E26くらいは、パッと見てわかるようになると便利ですよ。
また、「E26のEはエジソンのEなんだよ~」とお友達にも自慢してみてくださいね。笑
以上、電球(ランプ)の選び方!家庭で使われている電球の口金(くちがね)の種類とは?というお話でした。
では!