失敗しない 電球・ランプの選び方!

DIALuxと照明計画
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失敗しない 電球・ランプの選び方!

DIALuxと照明計画入門 ひまわり照明設計室
公開済み by kageyama -U174の blog · 14 5月 2022
Tags: 電球
電球を交換しようと思い家電屋さんに買いに行っても、
電球の種類の多さにびっくりしてしまいますよね。

今回は、電球やランプを選ぶときにこれだけおさえておけば大丈夫という、
失敗しない 電球・ランプの選び方! をお伝えいたします。

電気や照明に詳しくない人でもわかるように,専門的な内容は抜きにして、

光源の種類、口金、光の色、明るさ、

の4つの項目に分けて説明していきます。
この4つの項目さえ理解できれば電球やランプを買うときに迷わなくてすみますよ。

でははじめます。

電球の光源の種類

一般的な住宅で使われている電球は、光を放つ原理の違いから、
白熱電球、電球型蛍光灯、LED電球(発光ダイオード)の3種類に分けられます。
それぞれの特徴を理解してお好みの電球・ランプをみつけましょう。

白熱電球(白熱灯)

1番歴史が古く、もっともポピュラーな電球で、温かみのある光が特徴です。

メリット

  • 安価で手に入る
  • 温かみのある光
  • すべての白熱灯は調光(明るさを調節する機能)できる
  • スイッチオンで瞬時に点灯

デメリット

  • 寿命が短い(1000~2000時間)
  • 電球が熱くなる
  • 光と一緒に熱も照射される
  • 消費電力が大きい
  • 光の色が選べない

電球型蛍光灯

電球形蛍光灯は、省エネ電球として1990年代頃から普及している電球です。
影ができにくい「ボワッっ」とした光が特徴です。

メリット

  • 白熱灯に比べて寿命が長い(6000~10000時間)
  • 白熱灯ほど熱くはない(すこしは熱い)
  • 白熱灯に比べて消費電力が約1/5
  • 光の色を選べる

デメリット

  • ちょっと重い
  • 調光(明るさを調節する機能)できない
  • 点灯直後は少し暗い
  • 微量の水銀が含まれている
  • 見た目がかっこわるい(笑)

LED電球(発光ダイオード)

2010年頃から一般的になってきたLED電球、
すごい勢いで増え続け、もはや電球といえばLEDのようになっている。
指向性が強く、シャープな光が特徴。

メリット

  • 約40000時間の長寿命
  • 白熱灯に比べて消費電力が約1/8
  • 光の色を選べる
  • 光は熱くない(電球のボディーは熱くなる)
  • 瞬時に点灯

デメリット

  • ちょっと重い
  • 値段が高い
  • 調光できないものが多い(調光するには制限がある)
  • まぶしい

電球の口金について

電球の口金とは、照明器具のソケットと電球を接続する部分の形状のことです。
接続といっても、電球の固定と電気的な接続の2通りの役割を同時に行っています。
家庭で使われている電球の口金は、ねじ込み式のタイプで、
E17とE26というサイズが一般的です。

記号のEはねじ込み式の口金を意味し、数字は口金の大きさをミリメートルで表しています。

E26(イーにじゅうろく)は一般電球の口金のサイズです。口金の幅が26mm。
E17(イーじゅうなな)は小さい電球の口金のサイズです。口金の幅が17mm。

ご使用の照明器具の口金サイズを確認して間違えないように選びましょう。
サイズが違っていると取り付けできませんのでこの口金選びが1番注意が必要です。

その他にも、E11、E12などのサイズがあります。口金について詳しくは家庭で使われている電球の口金の種類へ。

電球の光の色

家庭で使われている電球の色には大きく分けると、電球色と昼白色の2種類に分けられます。

(注意:ネットの情報を見ると、電球色、昼白色、昼光色の3種類使われていると紹介されていますが、一般家庭では昼光色が使われることはほとんどありません)

電球色

電球色はその名の通り白熱電球の色です。少しオレンジがかった色が電球色と言われています。
温かみののある落ち着いた雰囲気にするにはこの電球色がおすすめです。

昼白色

昼白色は昼間の太陽の色に近い色合いです。真っ白に光る昼白色は、自然な雰囲気を作ります。
会社のオフィスのように活動的な場所に最適です。

その他の光の色

この他に、温白色や昼光色という色もあります。
温白色は、電球色と昼白色の中間のような光で、昼光色は、昼白色よりも青白い光です。

外灯、玄関灯、廊下灯、トイレ灯はだいたいどこのご家庭でも電球色を使われているようですね。

光の色でお部屋の雰囲気も変わりますのでお好みの色を選びましょう。
光の色とお部屋の雰囲気の関係についてもっとしりたいときはこちらの記事へ。


電球の明るさ

電球を交換するときに一番迷ってしまうのが電球の明るさですね。

ワット(W)表示 ですと、20形 ・40形 ・60形 ・100形
ルーメン(lm)表示 ですと、 170lm ・485lm ・810lm・ 1520lmなど、

電球には上記のような明るさの表示が必ずあります。

一般白熱灯の20ワット相当の明るさが、170lm(ルーメン)になります。
同じく一般白熱灯の40ワット相当の明るさが、485lm(ルーメン)、
一般白熱灯60ワット相当の明るさが、810lm(ルーメン)
一般白熱灯100ワット相当の明るさが 1520lm(ルーメン)ということです。

もし、今お使いの電球が60ワット、もしくは60形と表記があれば、
購入する電球のパッケージを見て、
60形か810 lm(ルーメン)と書いてある電球を選べば、
今までの明るさと同等の明るさになるということです。
(ルーメンの数値は多少の誤差がありますが、あまり気にせず、近い数値であれば同等の明るさを得られます)

参考までに、トイレの電灯は40形程度、玄関灯は60形を使用しているご家庭が多いようです。

まとめ

このように電球やランプを買うときに確認するべきポイントがいくつかありましたね。

  • 光源の種類を決める、白熱灯、電球型蛍光灯、LED電球の中から選びます。
  • 電球の口金を確認。使用する照明器具に合ったサイズの電球を選びます。
  • 電球の光の色を選びます。売っている電球の大部分は電球色か昼白色です。
  • 電球の明るさを決めます。記事中の表を確認して必要な明るさの電球を選びましょう。

光源の種類、口金、光の色、明るさ、
これら4つの項目さえ理解できてえいれば電球を選ぶときに迷うことはなくなります。

以上、失敗しない 電球・ランプの選び方!というお話でした。






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