快適なリビング照明の考え方

DIALuxと照明計画
コンテンツに移動します

快適なリビング照明の考え方

DIALuxと照明計画入門 ひまわり照明設計室
公開済み by kageyama -U174の blog · 16 5月 2022
Tags: リビング照明
この記事では、
日々の生活の中で多くの時間を過ごすリビングを、
よりいっそう快適で居心地のよい場所になるように。
照明計画の考え方をお伝えしていきます。


この記事は以下の人向けに書いています。

・お部屋の真ん中から降り注ぐシーリングライトの白い光に不満がある人
・リビングをお洒落に変えたい人
・照明に興味があるけどどうやったらよいかわからない人
・友達に自慢できるリビングにしたい人

リビングルームは使用用途が様々

リビングルームは様々な用途で使われますね。

ソファーでくつろぐ
テレビを観る
食事をする
新聞を読む
床に横になる
子供と遊ぶ
パソコンをする
お酒を飲む
ヨガをする
ホームパーティーをする

など、あげればきりが無いくらいです。

ライフスタイルによっても大きく変わってくるでしょう。

快適な照明は空間ではなく、シーンによって異なる

快適な照明は空間ではなく、シーンによって異なります。

どういうことかというと、

同じお部屋だとしても、空間の使用目的によって内装やインテリアが変わるように、

快適な照明も使用目的によってまったく変わってきます。


リビングルームでの適切な照明も同じように使用目的や生活シーンによって異なるんです。


そうです、本来なら、リビングの照明計画というのはそこに住む人の生活シーンに適した照明を考えなくてはなりません。


先に見てきたように、リビングには様々な使用用途があり、様々な生活シーンがある場所だということです。

そんな様々な生活シーンに適した照明をどう考えていったらよいのかが問題になります。


いくつかのシーンに対応した照明計画を考える

では、実際にどのようにリビングの照明を考えていけばよいのかを見ていきましょう。

まずは、自分が過ごす生活シーンで重要なものから3つ選びます。

生活の中で長い時間を過ごすシーンや自分が大切にしたいシーンから大切だと思う3つのシーンを決めます。


例えば、

1番が「夜お酒を飲みながらリラックス出来る時間を過ごす」

次に、「パソコンで仕事するこ」

そして、「友人とホームパーティーをする」

など。

3つの重要なシーンが決まったら、それぞれのシーンに適した照明計画をたてます。

具体的な手法などは他の記事で書くことにしますが、3つのシーンについて、ひとつずつ計画していきます。

もし照明デザイナーや照明コンサルタントなどの照明の専門家に依頼するのであっても、この3つのシーンを伝えれば適した照明計画をしてくれるでしょう。ただし設計事務所、リフォーム会社、工務店、電気工事店などは照明計画についての知識が低いか全く無い会社が多いので注意が必要です。

話を戻しますと、

3つの照明シーンを考えるわけですから必然的に照明は複数配置することになります。

それぞれのシーンに適した器具もシャンデリアやダウンライトまたはスポットライト、フロアスタンドやブラケットライトなど多様になります。


そして、スイッチはそれらの照明をスイッチひとつで点灯するのではなくて、範囲やシーンごとの回路分けを考え、シーンにそったパターンの照明環境を作りだします。

照明を切り替えて生活する

このように、シーンにそった照明をスイッチで切り替えて適した明りで過ごすことができるようになります。また、調光スイッチを使えば、照明の明るさを調節できるようになりますので、照明シーンの幅が増え、快適な照明環境にもっと近づけます。

まとめ

リビングは様々な用途で使われる場所です。それらのすべての用途に合った照明計画は難しいでしよう。大切なことは、それらの用途に優先順位をつけて、どの用途で快適な照明環境を作り上げるかを決めることが大事です。


例えば、一番が夜お酒を飲みながらリラックス出来る時間を過ごす。

次に、パソコンで仕事することが多いので、能率アップしたい。

または、たまには友人とホームパーティーをする。

などと重要だと思う生活シーンを3つくらい選びそれらのシーンに適した照明計画を取り入れれば生活そのものがよりいっそう快適で心地の良いものになります。


あなたが快適に過ごしたい時間を、より快適にするための照明計画を考えましょう。









コンテンツに戻る