お部屋の雰囲気を一瞬で変えてしまう照明の魅力

DIALuxと照明計画
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お部屋の雰囲気を一瞬で変えてしまう照明の魅力

DIALuxと照明計画入門 ひまわり照明設計室
公開済み by Writer -U174の blog · 13 5月 2022
Tags: 照明器具、照明計画

お部屋の雰囲気を変えてみませんか?

毎日生活をしているけれど、長い間模様替えをついついしないままで日々を過ごしているな、という方は多いかと思います。

でも実際お部屋の雰囲気を変えたり、模様替え、となるとどうしても大掛かりになってしまう、もっと簡単にお部屋の雰囲気を変える方法はないのかしら?なんて思ったことはありませんか?

お部屋の模様替えと言っても様々です。例えばリビングならソファやテーブルといった家具類や、カーテンやラグといったインテリアファブリックを変えることでもお部屋の雰囲気は変わるものです。

だけど、家具やインテリアファブリックは一度設置すると生活の中でのシーンに合わせた空間演出はなかなかできないものです。そんな時、シーンに合わせてその時を楽しめるような模様替えってできるのだろうか?って思ったことはありませんか?

実は、そんな空間演出が照明で可能になるのです。

照明は空間の変化も楽しめる機能的なインテリア

照明には様々な機能があります。空間の照度を保ち、作業をしやすくする機能といった、従来認識されていた機能は皆さんご存知の通りですが、最近ではそれだけでの機能ではなく、そのうえに省エネやお部屋の用途やその時のシーンによって、くつろいだり、リラックスできる空間演出といった照明の使い方そのものに付加価値を付け加えた利用の仕方が少しずつ増えていっています。

シンプルな空間だけど、本来一部屋に一灯といった照明の設置だけではできなかった空間を照明の複数の種類の異なる照明を使うことによって、様々な生活のシーンに応じた空間演出することを「多灯分散照明」と言います。またの名を、シンフォニーライティングともいわれている手法なのですが、この手法は一つの空間を照明使いによって様々なシチュエーションに合わせて演出することが可能になります。

お部屋を複数の器具で照明計画をすることで、省エネにもつながりますし、またお部屋の雰囲気もよくなりますので、施工業者さんを入れたようなリフォームの際には、プロのプランナーに依頼をして計画をしてみると、とても雰囲気のよい空間になるかと思います。


様々な灯(ランプ)の光色

ではここからこれから照明計画を考えていらっしゃるあなたのために、是非知って置いたほう方がよい照明の種類や知識についてご紹介していきたいと思います。

皆さんは、照明器具に仕込まれている灯(ランプ)には様々な種類があることを御存知でしょうか?

一般的に、住宅でよく使われる灯(ランプ)の光色は下記の種類にわかれています。

・昼光色

・昼白色

・電球色



ここからは、灯り(ランプ)の色についてご紹介していきますね。

・昼光色
一般的なランプでは最も色温度が高いランプです。青みがかった青白い色で、細かい部分まで見やすいというのが特徴で、明るさを必要とされる空間によく使われます。明るい為、目が疲れやすいとこ

をがあります。



・昼白色
太陽光に最も近く、一般的には住宅に使われているランプです。色を良く見せるという

効果があり、キッチンやリビングなどにはよく使われます。



・電球色
温かみのあるオンレジ系の光を発します。それゆえに落ち着いた雰囲気になり、リラッ

クスできる空間によく使われます。



いかがでしょうか?住宅では一般的に使われるランプの種類をお部屋によって、使い分けるだけでも、それぞれの用途にあった空間に適した灯(ランプ)があることがわかりますね。これらを使い分けたり、同じ空間に複数の種類の灯(ランプ)を計画して、生活のシーンに合わせて照明をつけたり消したりして空間演出をするだけでも、お部屋の雰囲気が変わりそうです。

様々な用途に合わせた照明器具

これまで灯(ランプ)の種類についてみてきましたが、次は、照明器具の種類についても一緒に皆さんとみていきたいと思います。



照明器具の種類には一般的によく使われる種類で下記のようなものがあります。

・シーリングライト

・ペンダントライト

・シャンデリア

・ブラケット

・ダウンライト

・スタンドライト

では次にこれらの照明器具を皆さんと一緒に見ていくことにいたしましょう。

・シーリングライト
天井に設置するライトで、お部屋を全体的に照らす目的として使われています。

一般的にスッキリしたデザインのものが多く、最近では調光タイプがあり、明るさを

その時に応じて調節できる機能を持ったものもあります。



・ペンダントライト
天井から吊り下げるタイプのデザインをしています。近年では、シーリングライトと組み合わせをしたりして、キッチンのダイニングテーブルの上だけをペンダントタイプの

照明器具で計画するなどして、空間演出をするものをよく見かけます。

大きさは様々で、多灯使いで小さなものを複数天井から吊るして使うタイプのものから、個性的なデザインで大振りなものを一灯だけ吊るしてつかうものまで様々な大きさで様々なデザインのものがあります。

灯(ランプ)の色だけでなく、照明器具のデザインをインテリアの要素として楽しめる

ものでもあります。



・シャンデリア
皆さんがとてもイメージがわきやすい照明器具ですね。デザインは様々なものがあります。用途は玄関やロビー、リビングなど様々なお部屋に使われます。シャンデリアと言われてイメージが沸くのは、とても豪華で装飾的なガラス細工の飾りが沢山吊るしてあり、灯(ランプ)の光が反射してキラキラするアンティークのものから、近年のスッキリしたデザインのものまでさまざまなデザインが存在します。

設置を計画するときには、照明器具の大きさと天井の高さとのバランスに注意が必要です。



・ブラケット
廊下や階段、玄関などに使われる照明で壁に取り付けるタイプのものです。

シンプルなものから個性的なデザインのものまで、様々なデザインの照明器具が存在します。



・ダウンライト
天井に埋め込んだ状態で設置をするライトです。器具自体が表面に出てこないため、スッキリと納まった印象になります。ホテルなどでは、このタイプの照明器具を暖色系の灯(ランプ)を使って、落ち着いた空間になる様に計画されていたりしますが、壁面の飾り棚など、ある部分にスポット的に照らして演出したりする目的で使われることもあります。最近ではリビングなどで主照明と一緒に壁面近くに計画されているものがよく見かけます。



・スタンドライト
床面において、下から灯りを照らすタイプのものです。ホテルの客室などではよく使われています。寝室など落ち着いた空間を演出したいときによく使われます。デザインもシンプルなものからデザイン的なものまで幅広く、様々なものが存在します。



いかがでしょうか?

今まで照明器具の種類を一通り皆さんと一緒に見ていきましたが、これらの複数の種類

を組み合わせて計画するだけでも、今までとはちょっと違ったお部屋になりそうですね。

お部屋の雰囲気が変わる照明計画

リフォームをするときはどうしても、キッチンなどの水廻りやクロスや床などを主としものになりがちです。せっかくのリフォームですから、思い切って視点を変えて、照明計画を盛り込んでみるのも面白いと思います。リフォームしたことによって、お部屋の内装材を新しくしただけではない、新たなライフスタイルの楽しみ方が増える空間にきっと変化したものになるでしょう。





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